雇用形態ってどう違う?

雇用形態って何のこと?

xf3055067643l

大学中退して就職を目指すとき、さまざまな求人票を目にすることでしょう。このとき、必ず理解して、チェックしてほしい項目があります。それは、「雇用形態」です。「雇用形態」によって、勤務や給与の条件が変わることが多いので、その違いをきちんと理解しておきましょう。正規と非正規の格差についてマスコミ等でよくとりあげられていますが、この正規と非正規の差こそが、雇用形態の差なのです。

 
 
まず、「雇用形態」には、「正規雇用」と「非正規雇用」があります。「正規雇用」とはいわゆる正社員のことで、「非正規雇用」には「契約社員」「パート」「アルバイト」「一般派遣」「紹介予定派遣」「特定派遣」「業務委託」など、さまざまな種類があります。この違いを、まとめておきます。

①正社員
企業が雇用期間を定めずに労働契約を結ぶ、社員のことをいいます。各種保険の加入や賞与の支給は、正社員に限るという企業も多いですが、2016年から法改正されまして、決められた時間以上を働く労働者は正社員と非正規の区別なく、社会保険への加入が義務づけられていますので注意をしましょう。

②契約社員
正社員と仕事内容は変わらないのですが、半年や一年といった有期契約を企業と結ぶ社員のことを指します。契約期間は最長で3年間設定でき、双方の合意があれば、これを延長することができます。準社員と称する企業もあります。契約社員の場合、少な目の賞与や、福利厚生が与えられている場合が多いです。正社員に比較して拘束時間は少な目で、長時間の残業があったり、管理職になったりすることはあまりありません。

③パート・アルバイト
正社員と比べると、勤務時間の少ない労働者のことを言います。臨時雇用が選定で、職場によっては期間を設定して、雇用契約を結ぶこともあります。時給や日給で働くことが多いです。

④一般派遣

派遣会社に登録し、紹介された企業で仕事を行います。派遣会社と雇用契約を結んでいる企業との契約期間、その仕事に従事し、終了と同時に雇用期間が終わります。給料は、派遣会社から支払われます。

⑤紹介予定派遣
派遣会社に登録し、一定の期間は派遣社員として働き、派遣期間を終了するときに派遣先企業と就業者の同意が得られた場合、正社員や契約社員として雇用させることを予定した勤務形態です。いわばインターン制度ですが、試用期間と異なるのは、契約が終了した時点で、本人と派遣先と派遣会社で合意があった場合のみ、勤務が続行になる点でしょう。紹介予定派遣の場合は正社員として本採用されているわけではないので、派遣先企業としても不可が出しやすいという点はあります。
 
⑥特定派遣
正社員や契約社員としての労働契約を派遣会社と結び、派遣先企業で実務を担当する雇用形態です。

⑦業務委託
自らが個人事業主となり、仕事の案件一つひとつに報酬が発生するというものです。業務委託契約であっても、法的な権利や義務は生じえます。クラウドソーシングという中間事業契約サイトを通じた業務のやりとりの他に、個人で業務を委託される場合もあります。インターネットを利用した在宅ワーク詐欺なども増えてきているそうですが、業務委託で仕事を引き受ける場合は最初に業者の住所連絡先や、業務の内容などをきちんと確認しておくことが重要です。
 
 
このように、雇用形態の内容はさまざまです。求人票では、正規社員と非正規社員の区別が曖昧に表記されている企業もありますが、応募前にきちんと確認していくことをおすすめします。

また、パートやアルバイトから正社員採用を目指す方法に、「正社員登用制度」を使うというものがあります。サービス業に多いのですが、一定の条件をクリアすれば、職場を変わらずに正社員が目指せます。パートやアルバイトを選ぶときにも、そうした制度の有無を確認するとよいでしょう。