どの業界が人材を必要としている?

実際どの業界が、人材を多く必要としているのでしょうか?
ここではその業種と特徴を説明します。

ITエンジニア

10年ほど前ならIT業界は就活生にとって花型産業でした。しかし、IT業界は「きつい、帰れない、給料が安いの新3K」「IT土方」と言われてしまうほどマイナスイメージが定着しています。そんため、以前ほどはIT業界を目指す若者が減っています。

これまでIT業界では、忙しい時期は残業150時間もザラという状況で、逆に不況になれば簡単に首を切るという、まさに使い捨て状態でした。IT業界自体、新しい産業のため、企業倫理が確立していない会社も多く、このような状況に拍車をかけていました。

しかしスマートフォン用のアプリ市場がここ1年間で3倍ほども急速に拡大したことで、IT業界では人材が確保できず、「仕事があるのに仕事にならない」状態があちこちで出ています。なかには人材を確保するため他社から技術者をヘッドハンティングする企業も表れており、それは同じIT業界だけに留まらず、自動車メーカーや電機メーカーのコンピューターソフトの開発技術者などにまで広がっています。

今では文系学生をITエンジニアとして採用する企業もあるほど追い込まれています。IT業界が生き残るためには社員の待遇の改善を進める必要があるので、意外とこれからのITエンジニアは狙い目かもしれません。

介護職

言わずと知れた人材不足な職種の代表格が介護士です。高齢化社会の到来で成長産業に位置づけられているにも関わらず、重労働なのに低賃金という労働条件の悪さ。性格的に向き不向きも大きく左右される仕事内容でもあり、この業界に入ってきてもすぐに辞めてしまう人も多く、元から敬遠している人も多い職業です。一番人口比率が多い団塊世代が介護を必要となる時代はもうすぐですが、適切な構造改革はされていません。

人材を求めている業界ではありますが、高齢者や身体の不自由な方のお世話が好きな人、人の役に立ちたいと考える人以外は、長く続けるのは難しいかもしれません。

外食業界

介護業界と同じ問題を抱えるのが外食業界です。キツイ割に低賃金のためスタッフが集まりません。大手チェーン店でさえもパートやアルバイトの店員が集まらずに、新規出店を控えたり、店を閉じてしまう所が出てきています。大学中退者がこの業界で目指すべき最終ポジションは店長クラスですが、出店自体がストップしてしまうのであれば、店長クラスを目指すのも難しいかも知れません。今後の雇用状況に注目する必要がある業界です。

建築作業員

総務省の調査によると、建設業就業者の29歳以下の就業比率は11.8%と低く、55歳以上の比率は32.8%と高齢化が進んでいます。

特に東日本大震災後の建設ラッシュからずっと、人材不足に悩まされています。その理由は重労働であるにもかかわらず低賃金であり、将来性が望めないからです。今後、日本の建築業は厳しい時代が続きそうです。